やる気の起こし方 日曜日の初耳学【西野亮廣先生『リアルなお金の熱血授業』】を見て
2025年7月13日のテレビ番組 日曜日の初耳学【林先生も説得力に脱帽!西野亮廣先生『リアルなお金の熱血授業』】を見ました。

モチベーションは「行動のあと」に来る。確かにその通りです。
「やる気が出たから行動する」ではなく、「行動して結果が出ると、やる気が湧く」の順番である。
たまたまいろんなことをやったうちの1回がうまくいって、なんかこれ楽しくない、ってなって、モチベーションが湧くということはだれもが経験することです。
このことは、人の感情や気持ちは「結果」や「外部からの刺激」によって変わるという、行動心理学的な考えと一致します。
「まずやる」「小さな結果を出す」ことの重要性が説かれていて、受動的になりがちな人にとっては背中を押してくれる内容です。
夢ややりたいことは“探す”のではなく“出会う”ものである。これも納得です。
「夢がない人」は、まず行動を変えるべきです。人と会ったり、新しいことに挑戦したりしよう。そこに“夢の種”がある。
この講義には、「悩んでいる暇があったら動け」という強いメッセージがあります。
しかしそれは決して精神論ではなく、「情報が足りないだけ」「刺激が足りないだけ」と論理的に説明されているところに説得力を感じました。
西野さんは、「夢を持とう」と押し付けるのではなく、「夢は後から結果的に育つもの」と逆説的な形で語ります。
これは、夢や目標が“内面の炎”ではなく、“外から吹く風”によって灯されるものであるという考え方ともいえるでしょう。
また、モチベーションを「待つもの」ではなく「作り出すもの」として捉えている点も現代的であり、AIや情報社会の中で自己を見失いがちな今の時代に必要な視座だと感じました。
「夢を持てない」「やる気が出ない」と悩む人にとって、これは励ましであると同時に、具体的な「第一歩のヒント」を与える実践的な授業だったと言えるでしょう。