悩み相談 つまらない仕事を、おもしろいと思えるようにするには、どうしたらいいでしょうか?

悩み相談 つまらない仕事を、おもしろいと思えるようにするには、どうしたらいいでしょうか?

美咲さん
今の仕事はつまらないです。おもしろいと思えるようになるでしょうか。

誠さん
この問題については、小林一三さん(阪急・東宝グループ創業者)の名言がたいへん参考になると思います。

 

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。

そうしたら、だれも君を下足番にしておかぬ。

 

美咲さん
そうでしょうね。下足といえば、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が織田信長の草履取りから出世した話しを思い出しますよね。

誠さん
現在の状況が気に入らなくても、腐らずにそこでできることを一生懸命やることが大事です。

「仕事」とは、「事に仕える」ことですよね。

与えられた事をしっかりとこなしてはじめて、「仕事」をしたと言えるのです。

 

美咲さん
なるほど。

誠さん
普通の人は、つまらない仕事だと思ったら、そう思いながら、だらだら仕事をしますよね。

でも、優れた人は違います。

この仕事を、どうしたら、さらにうまくやれるか、どうしたらおもしろく仕事ができるか、を工夫します。

 

美咲さん
言われてみれば、つまらないと思いながら、何も工夫しないでやっていたかも・・

誠さん
たとえば、毎日、何種類かの書類の中から相手に応じて適切なものを選び出し、それを封筒に入れるという仕事を与えられたとしよう。

優れた人は、この仕事をどうしたら速く正確にできるかをいろいろ工夫すると思います。

相手を先に分類しておくとか、書類の置き方を工夫するとか、いろいろやると思います。

そうして、毎日処理した件数を記録して、どのやり方が一番いいか研究するでしょう。

そういった創意工夫が仕事を楽しくするのではないでしょうか。

 

 

美咲さん
なるほど。いろいろ工夫してみます。

誠さん
次の名言も参考になるでしょう。

 

取るに足らないと思っても、

仕事をむげに断ってはいけない。

その仕事が何をもたらすか、

やってみなければ分からないのですから。

(ジュリア・モーガン アメリカの建築士)

 

 

誠さん
たいした仕事ではないと思っても、きちんとやっておけば、そのできばえが気に入った人が大きな仕事を持ってきてくれるかもしれません。

あるいは、そこで工夫した技術が後の大きな仕事で生きてくるかもしれません。

美咲さん
そうかもしれませんね。