とってもすてきな絵本「しあわせのバケツ」に学ぶ
とってもすてきな絵本「しあわせのバケツ」に学ぶ

美咲さん
アメリカの「おかあさんが選ぶ絵本大賞」第一位など、世界で9つの賞を受賞した話題の絵本「しあわせのバケツ」を読みました。
誠さん
“人を幸せにすることで、自分のバケツも満たされる”という考え方は、すごく前向きでいいですよね。
美咲さん
そうですね。自分が満たされるために、人に優しくする。まるで“思いやりの循環”ですね。社会全体が優しさに包まれる気がします。
誠さん
しかも、“バケツ”という具体的なイメージがあることで、子どもたちにもすごく伝わりやすい。大人でも、自分の言葉や態度が“誰かのバケツを空っぽにしていないか”と反省するきっかけになります。
美咲さん
そうなんです。“見えないけれど、誰もが心に持っているもの”っていう表現も詩的で素敵ですよね。
もうひとつ、M・プリオール(イギリスの詩人)のことばを紹介します。
幸福になりたいのだったら、
人を喜ばすことを勉強したまえ
誠さん
人を喜ばすことができたら、まわりを幸せにできるし、自分も幸せな気持ちになります。
でも、人を喜ばすことは実は簡単なことではありません。やはり勉強というか工夫というものが必要になるでしょう。
もうひとつ見落とせないのは、人を喜ばすことを一所懸命に考える人は、自分の不幸について考えない、ということです。
心の焦点を、「自分の不幸」から「人の幸せ」に移せば、自分の幸せが見えてきます。
美咲さん
確かにそうですね。