悩み相談 部下を上手にしかるにはどうすればいいですか?
悩み相談 部下を上手にしかるにはどうすればいいですか?
美咲さん
人を育てるのはむずかしいですね。
誠さん
そうですよね。まず、テリー伊藤さんは次のようにいっています。
その人を叱るよりも先に、その人の良さを引き出すためにはどうすればいいかをもっと考えてあげればいいんじゃないの?
誠さん
まず、感情的にならないということです。カッとしている時に、しかるのではなく、自分が冷静になってから話しをすることです。
感情にまかせて叱ったのでは、絶対にその人の良さを引き出す指導はできません。
美咲さん
それはそうですね。
誠さん
次に、しかる前に、まず、これまでのいいところをほめるといいでしょう。
しかられると思った部下がまずほめられると、ほっとして冷静に後の話が聞けるでしょう。また、自分が認められているとか、期待されていると分かってやる気にもなるでしょう。
美咲さん
なるほど。
誠さん
そして、部下と一緒に問題を解決していくという態度をとることが大事です。
第一に、事実、状況をしっかりと把握し、問題の行動の良かった点と問題点を正しく理解させる。
状況をしっかりと把握すれば、問題点は自然とと見えてくるものです。
第二に、本人にこれからどうしていくのがいいかを部下に考えさせる。
これからが大事です。過去のことよりも。
第三に、その考え方に適切なアドバイスをする。
適切なアドバイスができれば、部下の信頼を獲得でき、次の指導がしやすくなります。
この場合、マイナスの事実もプラスに変換して考えることが重要です。
「△△してはいけなかった。」というより「次は○○したほうがいいね。」という風に考えるのがいいですね。
美咲さん
たしかに過去は変えることができないですものね。
大事なのは、やはりこれからですからね。
誠さん
どうすれば部下が順調に成長するかを考えることは、自分の成長にも非常に有益ですね。