そもそも結婚って幸せなんですか? 結婚の格言より
結婚の格言について少し調べてみました。
結婚したまえ、君は後悔するだろう。
結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう。
(キルケゴール・デンマークの哲学者)
結婚とは、熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わる。
(リヒテンベルグ・ドイツの科学者、風刺家)
三週間互いに研究しあい、 三ヶ月間愛し合い、 三年間喧嘩をし、 三十年間我慢しあう。
そして子供達が同じことをまた始める。
(テーヌ・フランスの哲学者・批評家・文学史家)
「幸せな人生」と「幸せな結婚」の決定的な違いは、「かなり一人で何とかできる」か、「一人では何ともできないことがかなりある」かの違いです。
つまり、幸せな人生はかなり一人で何とか送れます。
本人の考え方、努力次第で何とか幸せになれることが多いです。
それに対して、幸せな結婚は、やはり結婚相手が幸せかどうかにかなり左右されます。
結婚相手が不幸であれば、幸せな結婚はありません。
幸せな結婚のためには、結婚相手に合わせる必要があります。 相手も自分も幸せになることが必要だからです。
つまり、相手が幸せになるためには絶対必要だと思っていることは認めないといけません。
それを自分としては認められないということであれば、別れるしかありません。
ここに、幸せな結婚のむずかしさがあります。
「逃げるは恥だが役立つ」のようなビジネス的観点からこのことをたとえれば、幸せな人生はワンマン経営なので自分の好きなようにできるが、幸せな結婚は共同経営なのでふたりの考えが合わないと前に進まないということです。
結婚が幸せかどうかは、自分が幸せになるためには絶対必要だと思っていることが多いか、少ないか、また、質的なものをどれだけ追求するかによります。
自分が幸せになるためには絶対必要だと思っていることが少なくて、しかも質的にもどんどん追求していくタイプでないの人、あえて一言で言えば、こだわりの少ない人は、人に合わせることが簡単で、それゆえ結婚を幸せなものにするのがやさしいと思います。
逆に、こだわりの強い人は結婚を幸せなものにしにくいと思います。
そうかもしれませんね。
ということは、結婚ってなかなかたいへんですか。やっぱり。
NHKの「プロジェクトX 挑戦者たち」という番組のなかで、家庭を守るということは、瀬戸大橋建設という世紀の難工事に挑む国家的プロジェクトと同じくらいたいへんで、大事なことであるという趣旨のことを言っていた。
まさにそうだと思う。
自分のためにでは、がんばれない状況でも、家族のためになら、かんばれるということはあると思います。
そして、家族のために努力することから得られる幸福感は本当に本当に大きいと思います。