美咲さん

幸せはどこにあるでしょうか?

誠さん

『青い鳥』という、メーテルリンクの有名な童話を知っていますか?

美咲さん

ああ、知っています。

貧しいきこりの2人、チルチルとミチルが青い鳥を探しに旅に出る話ですね。

誠さん

どんな話でしたか。

美咲さん

たしか、どこにも青い鳥はいたけれども、持ち帰ろうとすると、みんな青い鳥はなくなってしまうが、最後に、自分たちの飼っていた鳥が、青い鳥だったと分かるという話しでした。

誠さん

ということは、どういうこと？

美咲さん

幸せはどこにでもあるけれども、他人の幸せはあくまで他人のものである。

自分の幸せは自分のところにあって、もうすでに手にしているんだということですか。

誠さん

そうです。みんなすでに幸せなんです。

だれの人生にもプラス面とマイナス面があります。

プラス面を見て、幸せだと思うか、マイナス面を見て、不幸せだと思うかの違いです。

前者の見方をし、自分はすでに幸せだと実感することが、そして実感し続けることがとても重要です。

美咲さん

なるほど。人はこのことを忘れて、すぐにマイナス面を気にし、不幸だと思ってしまいます。
気をつけたいです。

最後に、オスカー・ワイルドさん（作家）の名言を紹介します。

　楽観主義者はドーナツを見、

　悲観主義者はドーナツの穴を見る。

ドーナツの穴ばかり見ていては、幸せにはなれません。ドーナツをしっかりと見て、幸せな日々を過ごしましょう。